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 ただ、今後、901iSシリーズが市場に浸透していくかどうかは、正直なところ、未知数だ。以前、本連載でも触れたことがあるように、現在、NTTドコモFOMA端末は、1つ前、あるいは2つ前のモデルが並行して販売されている。しかも従来モデルの方が確実に安価なため、旧機種との機能差を把握できないユーザーは「たいして変わらないだろう」とばかりに旧機種を買ってしまうからだ。また、機能差を知るユーザーも人によっては「半年ほど経ってから買えばいいや」という判断をするかもしれない。  時間が経てば、旧機種の価格が安くなるのは当然の市場原理だが、ドコモの場合、販売される旧機種の種類が多く、しかも販売期間が長い。これがドコモとしての方針なら、それでもかまわないが、意図しないのであれば、そろそろ何らかの対策を打たなないと、事業としてもマイナスではないだろうか。最新の高機能端末を先んじて購入するユーザー(おそらくヘビーユーザー)が高い対価を支払い、機能よりも価格を重視するユーザー(もしかするとライトユーザー)が半年、あるいは1年後に安価に端末を購入できるという構図は、本当にユーザーにとって、やさしいものなのかどうかをもう一度、よく考える時期に来ているのかもしれない。

旧機種との機能差を把握できないユーザーは「たいして変わらないだろう」とばかりに旧機種を買ってしまう。(強調文字:なおK)
把握ですよ、ハアク、旦那さん。
人それぞれだろうけど、普通(≠ふつ〜)の人にとって、FeliCa標準、PDFビューア、テレビ電話切替機能、FOMAプラスエリアが、そんなに魅力ですかね?
901のときも3D何チャラで広告を展開してたけど、そんなの魅力ですかね?
機能ではなく、ただ単に新しいことや違うカタチであることくらいしか、魅力がないんじゃないですかね?
端末の価格(≒インセンティブ分を引いた結果)を見れば、「最新の高機能端末を先んじて購入するユーザー(おそらくヘビーユーザー)」の端末購入代金ではなく、「機能よりも価格を重視するユーザー(もしかするとライトユーザー)」も含まれる(含まれるどころか大多数だったり)人達の毎月の支払いが、新しい端末の開発を、今のケータイ会社を、支えてるんじゃないですかね?
ということで、教育テレビでケータイ教室だか何かをやってた人の発言とは思えませんので、ツッコミ。(笑)